2007年03月03日

池田晶子さんの訃報

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/fu/news/20070303k0000m060051000c.html

ご冥福をお祈りいたします。

 池田晶子さんは、私の好きな哲学に関する本を多数執筆されていた方だった。『帰ってきたソクラテス』とか、『人生のほんとう』で、「そうそう、そうだよな〜〜」、と思う箇所があって、かなり面白かったのを覚えている。哲学のテストでは、『2001年哲学の旅―コンプリート・ガイドブック 』はわかりやすいし、かなり役に立って、しかも古本屋で300円で売っていた(笑・とまあ、これはあまり関係ないな)、在り難い!と思っていた。
 と、まあこのように、私は、池田さんの本を去年ぐらいからよく読んでいたから、驚いた。今から池田さんの本をもっと読もうと思っていたのに、まさか、こんなに早く亡くなられてしまうとは…。
 池田さんの最新の著作、『知ることより考えること』を読んだ時、その文章には病気の兆候はかけらも感じられなかったから、まさかこのような訃報を聞くとは露ほどにも思わなかったのだ。

 けれども、これからは、もう池田さんの本が新しく出版される事はないし、新しく書かれた文章を見ることもできないのだ、と思うと、すごく悲しくなった。
池田さんに限らず、作家が死ぬとはそういう事だと思う。

 もっと広い言い方をすると、人間が死ぬというのはそういうことで、もうその人は私たちと同じ時間を生きる事はないし、更新されることもない。
 肉体とか精神とか、その人の存在そのものががなくなってしまうのも辛いけど、同じ時間を生きる手段がもう存在しない、とわかるのはもっと辛い。

 生きているということは、すぐ近くには居なくても、今この時代に生きて、同じように歩いているのだ、ということでもある。だからこそ貴重なことなんだろう。
posted by 鉄1 at 19:15| Comment(0) | TrackBack(0) | Daily Dialy | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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